「DF普及状況調査」分科会
第14期「デジタル・フォレンジック普及状況調査」報告書公開のお知らせ

この度「DF普及状況調査」分科会WGにて、昨年のコミュニティ2017にて行ったアンケートの調査結果を元に、デジタル・フォレンジックの普及状況調査についての報告書を作成し、公開しましたのでお知らせ致します。
尚、今回の調査は、昨年に引き続き通算2回目となります。

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コラム
第508号コラム「いこうか・もどろうか70年」

佐々木 良一 理事・顧問(東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科 教授)

古希を過ぎ、この2月24日に最終講義を行いました。その際、最終講義のための冊子に次のようなあいさつ文を載せました。「私が日立製作所を退社し、東京電機大学にお世話になったのが2001年4月のことですから、大学生活も17年がたとうとしています。そして昨年8月に古希を迎え定年の時期が迫ってきました。早いものです。

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コラム
第507号コラム「データ契約におけるフォレンジック技術のポテンシャル」

佐藤 智晶 幹事(青山学院大学 法学部 准教授、東京大学公共政策大学院 特任准教授)

本コラムでは、最近注目を集めているいわゆる「データ契約」について、特にフォレンジック技術の利用可能性を検討してみたい。IoT(※1)やAI等の技術革新によってデータが爆発的に増加するに伴い、事業者間の垣根を超えたデータ連携による新たな付加価値の創出が期待されている。他方で、データの利用権限に関する考え方が明確になっていないが故に、事業者間の契約においてそれを定めることが定着せず、データ流通が進まないという課題があった。

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「日本語処理解析性能評価」分科会
第14期第2回(通算第3回)「日本語処理解析性能評価」実施報告

第14期第2回(通算第3回)「日本語処理解析性能評価」の実施を行い、その結果を公開致しましたのでお知らせ致します。この度の評価製品はオープンソースソフトウェアの「Autopsy」です。

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コラム
第506号コラム「今こそサイバー攻撃の情報共有を進めよう!」

小山 覚 理事(NTTコミュニケーションズ株式会社 情報セキュリティ部 部長)

2018年平昌オリンピックは大いに盛り上がった。獲得したメダル数も凄いが、なにより頑張った選手たちに勇気をいただいた。
一方で、我々セキュリティ関係者にとっては、衝撃的な事件も起きた。報道によればオリンピック開会式直前に発生したサイバー攻撃の影響で、大会システムに影響が出たらしい。菅官房長官は2月22日の記者会見で「平昌冬季五輪を標的にしたサイバー攻撃が発生しているとの情報を得ている」とコメントしたうえで、「五輪後に韓国側に確認し、その教訓を2020年東京オリンピック・パラリンピックに生かしていきたい」と語った。

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コラム
第505号コラム「体感治安について」

舟橋 信 理事(株式会社FRONTEO 取締役、株式会社セキュリティ工学研究所 取締役)

ある会合での講演をきっかけに、地域における治安情勢と体感治安について調べてみたところ、刑法犯認知件数などの減少が、必ずしも地域の体感治安の低下や個人の犯罪被害に対する不安感払拭につながっていないことが分かった。警察白書の犯罪統計をみると、我が国の刑法犯認知件数は、街頭犯罪や侵入犯罪の急激な増加等により、平成8年から7年連続で戦後最多を更新し、平成14年には約285万件に達した。

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コラム
第504号コラム「10大脅威2018から見る日本のセキュリティ事情」

須川 賢洋 理事(新潟大学大学院 現代社会文化研究科・法学部 助教)

今年もIPAから『情報セキュリティ10大脅威 2018』が発表された。初めて発表されてから今年でちょうど12年目になる。選考会メンバーの中にはデジタル・フォレンジック研究会の会員の方のお名前も多くお見受けする。以前は3月末に解説文書と共に順位が発表されていたが、一昨年くらいから2月末にまず選考結果となる順位のみを先に発表し、解説文は3月末に発表するというやり方が取られている。2018年版の詳しい解説版も3月下旬に公開される予定である。

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コラム
第503号コラム「医療訴訟における医療水準と医療の質」

和田 則仁 理事(慶應義塾大学 医学部 一般・消化器外科 講師)

裁判所の統計(https://www.courts.go.jp/saikosai/iinkai/izikankei/)によれば、医事関係訴訟事件の新受件数は近年微増傾向にあり、平成28年は878件でした。審理期間は短縮されつつありますが、全事件の平均期間が6.5か月であるのに比べ、24.7か月と長期間になっています。なお、他の類型では公害差止め(33.8か月)、建築瑕疵損害賠償(24.8か月)も長期に及ぶ訴訟となっています。医療裁判では、特に鑑定を要する裁判で審理期間が長くなっており、専門的な判断を要する医療訴訟ならではの事情があるようです。

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コラム
第502号コラム「電子投票ふたたび(?)」

湯淺 墾道 理事(情報セキュリティ大学院大学 学長補佐、情報セキュリティ研究科 教授)

総務省の投票環境の向上方策等に関する研究会は平成26年5月に第1回研究会が開催され、これまで平成28年9月、平成29年6月の2度にわたり報告書を公表している。3度目の報告書の公表を目指して、平成29年12月から研究会が再開された。

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「技術」分科会
技術 分科会(第14期 第4回)

開催日時:平成30年3月19日(月) 19:00~21:00

演題:「初動対応とファスト・フォレンジック」

講師:山崎 輝 氏(株式会社サイバーディフェンス研究所 情報分析部 上級分析官)

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